一般社団法人7つの習慣アカデミー協会などの
教育事業のプロデューサー
斎東亮完(さいとうりょうかん)です。
2025年は、私が創業した
教育事業のプロデュース事業を行う
有限会社ルネサンスジャパンが、創業20周年。
7つの習慣アカデミー協会が、創業10周年を迎えます。
この節目で、
私が今までプロデュースに携わってきた
様々なプロジェクトについてご紹介します。
今回は、「自分が死んだ後も遺る
次世代に継承するプロジェクトに
自分の時間とエネルギーを捧げる」と決めた私が
『7つの習慣』アカデミー協会の創設に
どう関わっていったのかについて、ご紹介します。
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2015年、私が立ち上げた
「有限会社ルネサンスジャパン」が
10周年を迎えたタイミング。
私は、次のように決意をして
お世話になった方々の前で発表をしました。
「後世に遺る可能性があるプロジェクトや、
遺したいと思えるプロジェクトを
積極的に手掛けていく」と。
それから半年後、私は
大きな転機を迎えることになりました。
フランクリン・コヴィー・グループで
BtoCの新規事業開発を担当されている方と
再会することになったのです。
そう、以前『7つの習慣』を、
個人(BtoC)向けの新規事業に
力を貸してもらえませんかと、
私に声をかけてくだいました。
『7つの習慣』は書籍から始まり、
法人研修としてカリキュラム化され
世界160カ国以上で提供されており
既に大きな成果と実績を挙げていました。
この『7つの習慣』をベースとして
個人を対象としたプログラムをつくる。
そして、そのカリキュラムを提供できる
人材を育成し、資格を発行する協会を立ち上げる。
『7つの習慣』という
素晴らしいコンテンツを、法人向けのみならず
個人が学び、自分の人生に活かせるような
世の中が実現できるとしたら。
これは当然、大きな意義がある。
「後世に遺すべき価値のあるプロジェクト」
であることは、間違いないと感じました。
ただ、一方で『7つの習慣』は
当時から世界規模のコンテンツであり
関係者の方も数多くいらっしゃる。
中途半端なもの、生半可なものを
提供することは絶対に許されない。
ということは、まさに私自身
プロデューサー人生を賭けて取り組むべき
一大事業だとすぐに理解しました。
その時、私の脳裏には
二人の人物の顔が浮かんできました。
一人は、私の仕事を全面的に
サポートしてくれている秘書。
もう一人は、私の人生のパートナーである妻です。
私がこのプロジェクトに携わるとなれば
この二人は、どうしても巻き込むことになる。
さまざまな形で迷惑をかけるかもしれないし
大変な思いをさせてしまうかもしれない。
これは、私一人のチャレンジではない。
そして、リスクは、わたし一人にとどまらない。
そこで私は、この二人に
個別で相談することにしました。
もし、秘書と妻の二人とも大反対したら、
その時は天からのメッセージと受け取って
この事業から手を引こう。そう考えていました。
そして、意を決して話をしてみると
私にとっては「まさか」だったのですが
二人とも「大賛成」だというのです。
私は、さまざまなリスクについて述べ
失敗した場合に受けるダメージなどについて
二人に伝えました。
万が一、失敗すれば
私の起業家としての人生がここで
途絶えてしまうかもしれない・・・
といった話もしたように記憶しています。
ところが。
「あなたがやらなかったら、他に誰がやるの?」
「もしダメなら、バイトでも何でもして
やり直したら良いじゃないですか」
妻も秘書も、口を揃えて
こう言ってくれたのです。
こうして私は、正式に
「『7つの習慣』アカデミー協会」の
代表理事に就任することに決めました。
皆さんは
「ヒーローズ・ジャーニー」を
ご存知でしょうか。
世界中の民話や神話に
共通して現れる
物語の構造のことです。
主人公が日常から非日常に巻き込まれ
幾多の困難・試練を経て
再び日常へ戻って来る・・・
という大きな流れを指しています。
例えば
映画『スター・ウォーズ』のストーリーは
その影響を強く受けていると言われます。
この構造は、最近では自己啓発や
自己進化・成長のステップとして
応用されることも増えています。
「『7つの習慣』アカデミー協会」創設は
「ヒーローズ・ジャーニー」で言うならば
まさに新たな世界へ一歩を踏み出し
もう、元の世界へは戻れないという
私にとっての「越境」の経験でした。
もちろん、この事業は本当に大変で
「こんなに大変だとは知らなかった」と
後から妻に幾度となくクレームを言われた、というオチも
ありますが(笑)。
大変な時期を乗り越えた今では、
挑戦して良かったねと
言ってくれています。感謝。
妻や秘書、そして創業メンバーの皆さんと
共に困難を乗り越えられたことは
本当に貴重な経験であり
人生の大きな財産となりました。
次回は『7つの習慣』の著者である
コヴィー博士のリーダーシップ思想の
総決算とも言える
『第8の習慣』についてご紹介します。