第5回目は、人を育てる上でおさえる「幸せの3つの条件」について学ばせていただきました。
実際に「人を育てる」といっても・・・
スキルの面もあれば、心や人間性といった部分もあるため、
どんなふうにチームで「育てる」をやっていくのがいいのか迷っていたので
とても興味のある内容でした。
人を育てる上でおさえる「幸せの3つの条件」は
①自分が好きであること(自己受容)
②他の人たちを信頼できること(他者信頼)
③自分は役に立つ人間だと感じること(貢献感)
ということ。
そもそも自分自身を好きであるということが条件でした。
自分というコップが満たされていない状態で他者のグラスに愛を注ごうとしても枯渇してしまうので、私自身が注意している部分だな〜と感じました。
アドラー心理学では「勇気づけ」(第2回目の講義で詳しく解説しています)がベースなのですが、
【勇気づけの注意ポイント】おさらいです。
①結果ではなく、姿勢・努力を認める
②過去ではなく未来に目を向ける
③圧力をかけるのではなく、支え、ともに歩む
④上から下に向かってではなく、対等の仲間として言葉をかける
ここまでは、耳に入ってはいるものの・・・
「勇気づけ」は受け取る側の反応が全てなので
”こちらが何を言ったのか?”など、こちらがどのような行動をしたか?は関係ありません
というところが痛いポイントでした。
「私はこれをしたから・・・いいだろう」とか
「これを伝えたから勇気づけになっているだろう」
なんて、全く関係がないよ!と言われたわけです。
”受け取る側の反応が全て” 確かにそうです・・・!!!
良いところに目を向けながら、失敗してもそこに寄り添いプロセスを認める姿勢、また失敗した場合はどうすれば2度と同じ失敗をしないか、そして不完全であることを認める勇気を持つこと。
同情ではなく、共感して話し合うことの大切さを再確認しました。
では、共同体感覚を持った人というのはどのような人のことを言うのだろう??
と言うことで、5つの特徴もまとめさせていただきました。
①仲間が興味を持っていることに関心をもっている
②自分は所属グループの一員であると言う感覚をもっている
③積極的に仲間の役に立とうとする
④関わる人たちとお互いにリスペクト・信頼し合っている
⑤すすんで協力しようとする
自分自身が仲間に対してこの態度を貫けていない限り、仲間からもその扱いを受けることはないと感じました。
自分自身が相手に対して、どれくらい興味を持つことができているか?
それを問われた時に、身が引き締まる思いでした。
多くの問題が「こうだろう」という決めつけや、的確な話し合いの場をもうけることができず、
意見の交換や意思の疎通をすることができない時に起こるので、
ちょっとした違和感も見逃さずに積極的にコニュニケーションをとっていく必要がありますね。
今日の記事を読んで、「痛っ!」と思った方はまずは自分の在り方を見直すチャンスかもしれません。
また、次回の記事を楽しみにしていただけると幸いです。
レポーター:カイちゃん こと 育児ママ経営者 甲斐智美