日本語訳『7つの習慣』は、いまから、26年前、
1996年12月25日に発売されました。
ジェームス・スキナーさん、川西茂さんの日本語訳です。
翻訳者のジェームス・スキナーさんによると、
『日本社会へのクリスマスプレゼント』というコンセプトで出版日を選んだそうです。
アメリカ合衆国建国200年を機にコヴィー博士は歴史上におけるリーダーシップの研究に着手。
『アメリカ合衆国へのプレゼント』というコンセプトだったそうです。
「社会への貢献」leave a legacyというコンセプトから生まれたのが、
『7つの習慣』です。
1996年の日本語訳者のひとり、
川西茂さんのメッセージをご紹介します。
一年の終わりや、クリスマスを迎えるタイミングのメッセージとして紹介させていただきます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
以下、『完訳7つの習慣』
2014年7月31日初版第一刷
川西茂さんの序文より抜粋
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
私は一六年間勤めた会社を辞め、家族を郷里に残し単身上京、全財産を投入し「7つの習慣」事業の展開に没頭した。
ドラマは、猛烈な勢いで展開していった。
それからさらに三年間、私たちはセミナーの展開と『7つの習慣』の翻訳作業に全身全霊を傾け、息つく暇もなく、まさに泥の中を這いずり回るような生活を余儀なくされた。
しかし、コヴィー博士は正しかった。
博士の教えの中に「中国の竹」というものがある。
その竹は、種を蒔いても三年間はまったく変化を見せない。
ところが、三年後地上に少し芽を出すと同時にその竹はあっという間に二〇メートル以上にも伸びるという。
では、その竹は三年もの間、いったい何をしていたのだろうか?
それは一気に二〇メートル以上も伸びる自身の体を支えるために、くる日もくる日も地中深く根を張っていたのである。
まさに私たちの活動は、この教えの通りだった。
最初の三年間、土中を掘り進むようなまったく光の見えない営みは、まさしく「竹」が地中深く根を張るための営みそのものだった。
しかし三年後、『7つの習慣』の翻訳を終え、出版すると同時に私たちの「竹」は一気に100万部という途轍もない勢いで成長したのだった。
この事実を目の当たりにしたとき、私たちは、確信し、決意した。
「コヴィー博士の教え、そして『7つの習慣』は間違いない」
この教えを「自分たちが実践する」ことで、世の中に伝えていくのだと。
(中略)
家族の問題に直面したとき、
友達などの人間関係で困ったとき、
あるいは
仕事や将来のことで悩んだり不安になったとき、
そして人生そのものがわからなくなったとき、
いつでも『7つの習慣』を紐解いてみていただきたい。
私たちがそうであったように、
新しい『7つの習慣』を読まれる方々には、
ぜひコヴィー博士の教えを信じて、実行してみていただきたい。
必ずや解決策が見つかるはずだ。
新しく生まれ変わったこの『7つの習慣』が、皆さんそれぞれのドラマを導く「人生の宝物」になることを心から祈ってやまない。
二〇一三年八月吉日
株式会社ザ・アカデミージャパン代表取締役社長
川西 茂
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
以上、『完訳7つの習慣』
2014年7月31日初版第一刷の序文より抜粋
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━