今回ご紹介する 稲盛和夫さんの著作

『稲盛和夫の実学―経営と会計』(日本経済新聞出版

https://www.amazon.co.jp/dp/4532190061

 

この本は、稲盛さんが特に会計に対して大切だと考えている原則や考え方をまとめた著作になっています。

 

稲盛さんは、経営をする上で「会計」を特に重視していたことは

これまでのメールや動画でもお気づきになられているかと思います。

 

なぜ、稲盛さんが会計を重視するのか。

そして『7つの習慣』やコヴィー博士とどのような共通点があるのか。

今回も稲盛さんの経営哲学と同時にコヴィー博士の思想も学んでいきましょう。

 

 

稲盛さんは27歳で京セラを創業し、ゼロから経営を学ぶ過程において

「会計」は現代経営の中枢を成すものだと考えるようになった、と言います。

 

企業を長期的に発展させるためには、企業活動の実態を正確に把握する必要がある。

そのためのツールが会計だというのです。

 

 

「会計がわからんで経営ができるか、という思いで(本書を)出版させていただいた」

と稲盛さんは書かれています。

 

稲盛さんが経営判断を下す際に根拠とするもの。

 

それは、一つは「原理原則」

そしてもう一つは「いま、会社はどんな状況にあるのか」

 

会社の現状を的確に掴んでおかないと、経営判断を誤ってしまうことに繋がる。

 

だからこそ会計が重要だと稲盛さんは説きます。

 

稲盛さんが重視する組織の現状を、会計の数字を通じて把握する重要性を

コヴィー博士も同じように述べています。

 

 

 

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稲盛さんの事例を『7つの習慣』で読み解くと

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コヴィー博士は、社員に行動を促すスコアボードを作成することが重要だと

著作『第8の習慣』の中で解説しています。

 

組織のミッション、価値観、戦略に組み込まれた「基準」を可視化したもの。

それが「スコアボード」です。

 

 

営業部門であれば、売上の数字が目標に対して進捗どれくらいか、

あるいは

製造部門であればどれくらいの生産性か、1日にどれくらいの生産量を達成しているか

といった数字を確認されているはずです。

 

さらに、コヴィー博士は

スコアボードを作成する際には、評価対象となる人たちを作成に関わらせるべきだと説いています。

 

つまり、営業担当者や製造部門の方々がスコアボードの作成に参画し、

その責任を負うことが重要だというのです。

 

 

そうすることで、

組織が持っている目標に順調に進んでいるか、遅れているか、

あるいは軌道からズレていないか、を確認できると言います。

 

経営においては「会計」の数字こそが、まさにスコアボードに当たると言えます。

 

 

現在の経営状況、チーム状況がより見えるようにしておくことが必要だと

コヴィー博士は著作の中で述べているのです。

 

経営者や部門のリーダーがリーダーシップを発揮していく上で

会計の数字を通じて現状を把握することが極めて重要である。

 

 

稲盛さんもコヴィー博士も

客観的な数字を基にして経営判断を下すことの重要性述べておられるのです。

 

 

それでは、今回はここまで。

次回は、稲盛さんが会計を経営に活かす上で

大切にされている「7つの会計基本原則」をご紹介します。

 

■「稲盛和夫の実学―経営と会計」vol.1

一般社団法人「7つの習慣アカデミー協会」認定コンサルタント 廣瀬 公尚(ひろせ まさなお)

鹿児島大学「稲盛アカデミー」で、生前の稲盛和夫氏から直接、指導を受ける。
その後、盛和塾所属経営者の人材育成研修会社で人材育成マネジメントに関するコンサルティング、コーチング、研修提供を10年以上担当する。

「7つの習慣アカデミー協会」代表理事・斎東亮完と出会い、法人研修講師、協会認定コンサルタントとしても活躍中。

暖かい人柄と、豊富な人材育成研修の経験から、管理職研修、新人研修などの階層別研修から、企業理念・教育制度・人事制度構築などをすすめる、「人づくり」の専門家です。

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